朝まで夜通し焚くことの利点はなんといっても朝が寒くない
ストーブも冷えきらないし、家もほんのり暖かい
ゼロから焚きつけたらこうはいかない。
時間はかかるし薪もたくさん必要だし忙しいしなかなか温度は上がらないし、良いことは何もない。
薪ストーブを 朝まで夜通し焚くには 工夫が必要です。
私の場合、前夜、朝まで夜通し焚くための最後の薪の投入は21時台で、起床は朝6時すぎです。
9時間、燃え続けてほしいわけですが、朝に、ぼうぼうと燃えているわけではないです。
寝てる間も起きていてボウボウ焚いてるわけでは決してないのです。
最後の薪の投入は、太目のまきを最大限入れて、後は 空気調整レバーを最大近くまで絞って寝る。
完全に、薪に火が回ってから、絞らないとくすぶります。
空気を絞るのとガラスがすすけるのとの微妙な調整が必要です。
朝、ガラスがすすけていなくて、熾きはまだ十分残っていると成功です。
熾きを見ると、やったーって感じです。
ここで熾きが残っているか、燃え尽きてしまっているかが大きな違いです。
この状態からの焚き上げはいたって簡単です。
火バサミで熾きを広げて、その上に小割の炊きつけを置いておけば、ほどなく火がつき炎をあげて燃え始める。
そこから、薪を入れることになります。
巡航温度にするための時間も少なくて済みますし、薪の量も少なくて済みます。
部屋も、冷め切ってしまうと暖かくなるのに、時間がかかりますが、早く温もるのです。
有効暖房時間 < 最大燃焼時間 < 最大熾き火時間といえます。
灰を取りきらずに、貯めておくのも、コツになります。
蓄熱効果がありますし、底部の保護にもなります。
バランスですが、大きな薪ストーブつまり、重いもののほうが、蓄熱部が大きいため効果は、上がります。
ただ、弱火とかの微妙な調整が出来るわけでは、ないので狭い空間で、大きな薪ストーブは熱くなりすぎます。
真冬に、窓を開けて、薪ストーブをせっせと炊いている状態になってしまいます。
小さすぎるとがんがん炊いても、寒いということになります。
このとき、薪の乾燥状態も影響します。
乾燥状態が悪いと薪に含まれる水分の気化熱が奪われ、炎が上がっているのに、薪ストーブの本体の温度が上がらず、部屋の温度も上がらなくなってしまいます。
堺市の中心で?を叫ぶ