清酒、日本酒といえば、米と米麹で作ったもろみを 醗酵させてつかられたものというのが、
一般的な認識であると思う。
ここで、わざわざ、一般的な認識と書いているのは、現実の”清酒”、”日本酒”がそうではないからなのです。
ウィキペディアによると
合成清酒
合成清酒(ごうせいせいしゅ)とは、アルコールに糖類、有機酸、アミノ酸などを加えて、清酒のような風味にしたアルコール飲料(いわゆるお酒)である。
現在は風味付けのために、醸造された日本酒の成分も数%混入されている場合が多い。
→一般的な清酒、日本酒の概念では、清酒、日本酒の範疇にないですよね。
三倍増醸清酒
三倍増醸清酒(さんばいぞうじょうせいしゅ、三増酒さんぞうしゅ)とは、第二次世界大戦後の米不足の際に導入された清酒の一種、増醸酒の通称のことである。
製造手法
米と米麹で作ったもろみに清酒と同濃度に水で希釈した醸造アルコールを入れ、これに糖類(ぶどう糖・水あめ)、酸味料(乳酸・こはく酸など)、
グルタミン酸ソーダなどを添加して味を調える。こうしてできた増醸酒は約3倍に増量されているため、三倍増醸酒・三倍増醸清酒などと呼ばれる。
三倍増醸清酒は、そのままの状態で出荷されることはなく、アルコールを添加した清酒などとブレンドされて製品化される。
→清酒に希釈した醸造アルコールを入れ、これに糖類、酸味料(、グルタミン酸ソーダなどを添加して味を調えたもの
→これも一般的な清酒、日本酒の概念では、清酒、日本酒の範疇にないですよね。
このような”清酒”、”日本酒”と呼ばれるものが製造され、販売されて、消費者は、清酒、日本酒として、購入し、飲んでいる。
三倍増醸清酒は本来の清酒に、混ぜ物をして、”清酒”、”日本酒”と呼ばれるものが製造され、販売しているわけです。
ラベルに、原材料として、醸造用アルコール、糖類が添加物として、混入されていることが、表記されている。
これって、清酒、日本酒ですか?
消費者は、理解して、購入し、飲んでいると思いますか?
ウィキペディアによると
普及の背景
第二次世界大戦後、外地米の輸入が途絶えた上に引揚者や復員兵によって人口が増加したため米不足が深刻となった。
そのため、戦時中から認められていたアルコールの添加による清酒の増量に加えて、増醸酒の製造が認められた。
米不足が解消した後も、酒造米の配給制度が続き自由に酒造米を購入できなかったこと、低コストで清酒を製産できるので利益率が高いこと、
大量に生産できるので消費の拡大に対応ができたこと、消費者が米不足のため低精白になり雑味などが増えた純米酒よりは三倍増醸清酒を好んだことなどにより、戦後の清酒の主流であり続けた。
→米の減反政策など行うのなら、本来の清酒、日本酒に、もどしたら、清酒、日本酒用の米の需要は、2倍以上増えるのではないかと思う。
価格的にも、純米酒などが、すでにあるので、その価格になるだろう。
清酒、日本酒の消費の拡大は 見込めないこと。
→低コストで清酒を製産できるので利益率が高いことなどは、消費者を馬鹿にした論外の話だと思う
堺市の中心で?を叫ぶ